富山県・氷見市・阿尾城

  富山県の観光と歴史的建築物(ホーム)氷見市>阿尾城
【 概 要 】−阿尾城の築城年は不詳ですが永禄年間には菊池武勝が城主になっています菊池氏は当初上杉謙信の支配下にありましたが謙信が死去すると越後に内乱が発生、この機を逃さず織田信長が越中国に侵攻し、当地は富山城主となった家臣佐々成政の支配となり菊池氏も従っています。信長が死去すると豊臣秀吉に従った前田利家と佐々成政が対立、菊池氏は前田家に内通することで難局を切り抜け、以後、前田家に組み込まれ家臣として1500石を領しています。菊池氏の裏切りを知った佐々成政は烈火の如く怒り、報復の為に阿尾城に進軍しましたが、菊池氏は阿尾城に前田軍6千を引き入れた為に、恐れを成した佐々軍は領内に引き上げています。しかし、体制を建て直した佐々軍は成政に従った神保氏を中心として再び侵攻しましたが、激戦の末佐々軍が引き上げ城を守りきっています。阿尾城は江戸時代に入り一国一城令により廃城となり荒廃しましたが三方を断崖絶壁で海に囲まれた姿は景勝地として知られ安藤広重の「諸国六十八景」や旭江の「北陸奇勝」などに画かれ、俳人路青は「 草と木と いづれかあほの 秋ちかし 」の句を残しています。阿尾城は富山県指定史跡に指定されています。
スポンサードリンク

阿尾城(氷見市):周辺の見所

阿尾城 布勢神社(布施の円山) 上日寺

 ※ 当サイトへの相談や質問は大変失礼ですが、メールのみとさせていただきます。又、回答はあくまでも当社の考えであって1つの参考意見です。ご自身の責任でご判断下さい。 回答によって不都合や不利益をこうむっても当社は一切責任を負いません。又、回答を直接的(当社の名前を使って)に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。 尚、リンクは自由ですが画像(写真)や文章等の利用は遠慮させていただいております。御理解の程よろしくお願いします。